【低学年用(小学校1-2年・幼児)】
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プレーヤー
プレーヤーは各学年別にグループ分けすることを原則とする。
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チーム編成
チームは5人(入替えあり)とする。 FW(フォワード)1 /SH(ハーフバック)2/BK(バックス)3.4.5
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グラウンドの広さ
フィールドオブプレイの広さは以下のとおりとする。
ゴールポストは使用しない。
40メートル以内×28メートル以内
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試合時間
10分ハーフ以内とする。
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ボール
使用ボールは3号とする
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競技方法
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キックオフ
ハーウェイラインの中央からタップキックからのパスで開始及び再開する。
得点後のキックオフは、得点された側のチームが行う。
※ 相手側(防御側)はタップキックが行われる地点から、ゴールラインに平行して3m以上下がらなくてはならない。
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ドロップアウト
ゴールラインの中央から3m、フィールドオブプレーに入った地点からタップキックからのパスで行なう。
※ 相手側(防御側)はタップキックが行われる地点から、ゴールラインに平行して3m以上下がらなくてはならない。
☆ミニ・ラグビーにおける「タップキック」とは、ボールを地面に置き、いずれかの方向にボールを明確に蹴り進めることである。(手の中のボールをチョンと蹴るのではない。)
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キック
キックはプレーを開始及び再開するためのタップキック以外は禁止する。これに反した場合はキックが行われた地点で相手側にスクラムが与えられる。
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スクラム
スクラムは以下のように行う。
(1)フォワード1人で構成する。(ゴールラインから3m以内でのスクラムはない。)
(2)スクラムを組む場合
- 左右の足の位置を左右に開く(スクエアにする=前後にしない)
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腕は、相手の上腕に軽く触れ、その後穏やかに組み合う。その際、お互いのフォワードは、左手は相手フォワードの右腕の内側、右手は、相手フォワードの左腕の外側に なるようにし、相手フォワードのジャージーの背中または脇をつかむ。
☆習熟度に応じて、頭を組み入れずお互いの上腕をつかみ合うハンドスクラムを行なってもよい。(両手で組み合う)
- 頭と肩が腰より低くならないようにまっすぐ組む。
(3)スクラム終了までバインドしていなければならない。
(4)ボール投入は行わない。
あらかじめプレーヤーの右足元(つま先の前)にボール保持し、そのボールを右足の裏で押し出すことで再開する。
☆ スクラムにおける防御側のハーフバックのオフサイドライン:スクラムを組んでいる味方プレーヤーの後方の足をとおりゴールラインと平行な線。
・スクラムから1メートル以上離れるプレイヤーはハーフバックではなくバックスとみなされる。
・御側のハーフバックは味方のフォワードの真後ろに立ち、味方のフォワードの身体に両手を付けていなければならない。
☆ スクラムにおける防御側のバックスのオフサイドライン:スクラムを組んでいる味方 プレイヤーの後方の足から3メートル下がったゴールラインに平行な線。
・ ハーフバックはスクラムから出たボールをパスしなければならない。攻撃側のハーフ バックがボールをパスした時及びそのハーフバックを越えてボールがゴールラインの方向に進んだ時にスクラムは終了する。
☆スクラムからボールが出る前に攻撃側のプレーヤーが後方より勢いをつけて走り込み、ハーフバックからのフラットなパスを受けて突進を試みるプレーは、ペナルティキックまたはフリーキックおける「キャバルリーチャージ」に相当し、競技規則に反するプレーである。
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ラインアウト
ラインアウトは行わない。
タッチからのゲーム再開はフォワードが投入しハーフバックにパスをすることによって行う。ハーフバックは速やかにパスしなければならない。オフサイドラインはハーフバックがパスをしたとき(もしくはパスをしようとしてできなかったとき)に解消する。(ゴールラインから3m以内の投入はない。)
☆相手側はボールがタッチした地点から3m下がり、ボールの投入を妨害してはならない。
・ハーフバックがパスをした時点で防御開始。
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ゴールキック
トライ後のゴールキックは行わない。
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ファールプレー
防御の際に、相手をしっかりバインドせずに振り回すプレー、ボールを持っているプレーヤーをチャージしたり、突き倒したり、あるいはタッチラインの外に突き出したりするプレー、フェンドオフ(腕を横に振り、相手を払い除けるようなプレー)はいずれも危険な行為であり、ファールプレーである。
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ペナルティ
すべてのペナルティにおいて、反則を犯さなかった側はタップキックによってプレーを再開する。相手側は反則のあった地点からゴールラインに平行して少なくとも3m下がること。反則のあった地点がゴールラインから3mない場合は、ゴールラインまで下がらなくてはならない。フリーキックも同様である。なお、ペナルティキックおよびフリーキックおいて、タップキックするプレーヤーは、ボールを明確に蹴らなくてはならない。(ゴールラインから3m以内のペナルティはない。)
【補足】
各チーム1名のコーチがグラウンドに入ることは許される。
しかし
- ゲーム中そのコーチは、自軍の最後尾のプレーヤーより後方に留まらなければならない。
- 発言は建設的なものでなくてはならない。
- ヒステリックに怒鳴ってはならない。
【中学年用(3-4年)】
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プレーヤー
プレーヤーは各学年別にグループ分けすることを原則とする。
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チーム編成
チームは7人(入替えあり)とする。FW1.2.3/SH4/BK5.6.7
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グラウンドの広さ
フィールドオブプレーの広さ及びゴールポストの大きさは以下のとおりとする。
60m以内×35m以内
ゴールポスト:地面からクロスバーの上部までの高さ 2.6m
ゴールポストの内側の幅 4.6m
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試合時間
15分ハーフ以内とする。
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ボール
使用ボールは3号とする。
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競技方法
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キックオフ
ハーフウウェラインの中央またはその後方からドロップキックあるいはプレースキックで行う。得点後のキックオフは、得点した側のチームが行う。
- キックオフは相手側の5mラインに達しなくてはならない。
- キックオフのボールがノータッチでインゴールに入った場合はセンタースクラムで再開する。
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ドロップアウト
10mライン上あるいはその後方からドロップキックまたはプレースキックで行う。
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キック
ボールを手で保持した状況から以外のキック(地上にあるボールを蹴るようなキック)は禁止であり、これに反した場合、キックが行われた地点で相手にスクラムが与えられる。(ドリブルは禁止とする。)
- ダイレクトタッチは自陣10mライン内からのみ許される。
- 自陣10mラインの外からのキックが直接タッチに出た場合は、キックした地点で相手側にスクラムが与えられる。
- 「フライキック」と言われるものは、いかなる地域からも違法である。そのようなキックが行われた場合はキックが行われた地点で相手にスクラムが与えられる。(フライキックとは、見境のないコントロールされないキックと定義される。)
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スクラム
スクラムは以下のように行う。
- スクラムはフロントロー3人で形成される。
(ゴールラインから5m以内でのスクラムはない。)
- フロントローのうち、中央のプレイヤーをフッカー、その両側のプレイヤーをプロップという。
- フッカーは、味方の両プロップの腕の上からその身体に腕をまわして、しっかりと 脇の高さか、またはその下をつかまなければいけない。
- 両プロップも同じようにフッカーをつかまなくてはいけない。
- スクラムを組み合う際、双方のプロップは左右の足の位置をスクエア(前後しない)にする。
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腕は、相手の上腕に軽く触れ、その後穏やかに組み合う。
その際、お互いのフロントローは、左手は相手フロントローの右腕の内側、右手は、相手フロントローの左腕の外側になるようにして、相手フロントローのジャージーの背中または脇をつかむ。
- スクラムでは、首を相手の肩の下に入れてはならない。(相手方の肩に頭をつける)
- すべてのプレーヤーが、頭と肩が腰より低くならないようにまっすぐ組む
- スクラムを形成するプレーヤーは、スクラムが終了するまでバインドしていなければならない。
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ボール投入は行わない。
あらかじめプレーヤーの右足元(つま先の前)にボール保持し、そのボールを右足の裏で押し出すことで再開する。
☆スクラムにおける防御側のハーフバックのオフサイドライン:スクラムを組んでいる味 方プレイヤーの後方の足をとおりゴールラインと平行な線。
・スクラムから1m以上離れるプレイヤーはハーフバックではなくバックスとみなされる。
・御側のハーフバックは味方のフォワードの真後ろに立ち、味方フッカーの身体に両手を付けていなければならない。
☆スクラムにおける防御側のバックスのオフサイドライン:スクラムを組んでいる味方プレイヤーの後方の足から3m下がったゴールラインに平行な線。
・ハーフバックはスクラムから出たボールをパスしなければならない。攻撃側のハーフバックがボールをパスした時及びそのハーフバックを越えてボールがゴールラインの方向に進んだ時にスクラムは終了する。
☆スクラムからボールが出る前に攻撃側のプレーヤーが後方より勢いをつけて走り込み、 ハーフバックからのフラットなパスを受けて突進を試みるプレーは、ペナルティキックまたはフリーキックおける「キャバルリーチャージ」に相当し、競技規則に反するプレーである。
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ラインアウト
ラインアウトは以下のように行う。
- ボールがタッチになった場合、ボールが投入されるタッチラインの地点より3mから
8mの間でラインアウトが形成される。(ゴールラインから5m以内の投入はない。)
- ラインアウトに並ぶプレヤーは2人である。
- 双方のプレーヤーの2つのラインの間には明確な空間がなくてはならない。
- ボールの競い合いはなく、必ずボール投入側が(ジャンプして―削除)ボールを取る。
(ジャンプして取るのが望ましい。)
- ボールを取ったプレーヤーは、必ずハーフバックにボールを出さなくてはならない。
- ラインアウトが終了(ハーフバックがパスした時点)するまで、ラインアウトに参加していないプレーヤーはラインオブタッチから少なくとも5mは下がっていなくてはならない。
- ラインアウトにおけるジャンパーに対するサポーティングプレーは禁止する。(レフリーの指導)
- ラインアウトは、フォワードが投入し、ハーフバックがパスしなければならず、その時ラインアウトは終了する。
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ゴールキック
トライ後のゴールキックは、ゴール正面から行う。
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ファールプレー
防御の際に、相手をしっかりバインドせずに振り回すプレー、ボールを持っているプレーヤーをチャージしたり、突き倒したり、あるいはタッチラインの外に突き出すプレー、フェンドオフ(腕を横に振り、相手を払い除けるようなプレー)はいずれも危険な行為であり、ファールプレーである。
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ペナルティ
すべてのペナルティにおいて、反則を犯さなかった側は、タップキックによってプレーを再開する。相手側は反則のあった地点からゴールラインに平行して少なくとも5m下がること。反則のあった地点がゴールラインから5mない場合は、ゴールラインまで下がらなくてはならない。フリーキックも同様である。なお、ペナルティキックおよびフリーキックおいて、タップキックするプレーヤーは、ボールを明確に蹴らなくてはならない。(ゴールラインから5m以内でのペナルティーはない。)
・タップキックによる再開の際には、必ずパスしなければならない。(反則した側はパスした時点で防御に出られる。)
【補足】
ミニ・ラグビーにおけるタップキックとは、ボールを地面に置き、いずれかの方向にボールを明確に蹴り進めることであり、手の中のボールをチョンと蹴ることではない。
【高学年用(5年-6年)
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プレーヤー
プレーヤーは各学年別にグループ分けすることを原則とする。
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チーム編成
チームは9人(入替えあり)とする。 FW(フォワード)1.2.3/SH(ハーフバック)4.5/BK(バックス)6.7.8.9
-
グラウンドの広さ
フィールドオブプレーの広さ及びゴールポストの大きさは以下のとおりとする。
70m以内×40m以内
ゴールポスト:地面からクロスバーの上部までの高さ 2.6m
ゴールポストの内側の幅 4.6m
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ゲーム時間
20分ハーフ以内とする。
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ボール
使用ボールは4号とする。
-
競技方法
-
キックオフ
ハーフウウェラインの中央から行う。
得点後のキックオフは、得点した側のチームがハーフラインの中央、またはその後方から行う。
- キックオフは相手側の5mラインに達しなくてはならない。
- キックオフのボールがノータッチでインゴールに入った場合はセンタースクラムで再開する。
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ドロップアウト
15mライン上あるいはその後方から行う。
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キック
- ダイレクトタッチは自陣15mライン内からは許される。
- 自陣15mラインの外からのキックが直接タッチに出た場合は、キックした地点で相手側にスクラムが与えられる。
- 「フライキック」と言われるものは、いかなる地域からも違法である。そのようなキックが行われた場合はキックが行われた地点で相手にスクラムが与えられる。(フライキックとは、見境のないコントロールされないキックと定義される。普通は地上にあるボールをキックする場合に起きる。)
- 地上にあるボールをドリブルすることは許される。
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スクラム
スクラムは以下のように行う。
- スクラムはフロントロー3人で形成される。(ゴールラインから5m以内でのスクラムはない。)
- フロントローのうち、中央のプレイヤーをフッカー、その両側のプレイヤーをプロップという。
- フッカーは、味方の両プロップの腕の上からその身体に腕をまわして、しっかりと脇の高さか、またはその下をつかまなければならない。
- 両プロップも同じようにフッカーをつかまなければいけない。
- スクラムを組み合う際、双方のプロップは正しい足構えをとり、双方のプロップの腕に軽く触れ、その後穏やかに組み合う。
- すべてのプレーヤーが、頭と肩が腰より低くならないようにまっすぐに組む。(相手方の肩に頭をつける。)
- スクラムを形成するプレーヤーは、スクラムが終了するまでバインドしていなければならない。
- スクラムは「ノンコンテストスクラム」であり、ボールの取り合い、押し合いはなく、ボール投入側が必ずボールを獲得する。ただしボール投入側が誤って相手側にボールを蹴ってしまった場合は、再投入させる。(アゲイン)
- スクラムへのボールの投入は、ハーフバックのいずれかが行い、ボールを投入するハーフバック(プッター)は、投入後は直ちにオンサイドの位置に戻らなければならない。もう一人のハーフバック(パッサー)は、ボール投入時に必ずスクラムの後方に位置し、スクラムから出てくるボール必ずパスしなければならない。
- スクラムから出てくるボールをハーフバック(パッサー)が最初にボールに手で触った時終了とする。
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ハーフバック(パッサー)が故意でなく最初にボールをプレーすることができなかった場合、パッサーを越えたボールについては、いかなるプレヤーもプレーすることができる。
☆スクラムにおける防御側のハーフバックのオフサイドライン:スクラムを組んでいる味 方プレイヤーの後方の足をとおりゴールラインと平行な線。
・防御側のハーフバックはフッカーの身体に手を付けプロップの身体の線から出てはならない。
・スクラムから離れるプレーヤーはハーフバックではなくバックスと見なされる。
☆スクラムにおける防御側のバックスのオフサイドライン:スクラムを組んでいる味方プレイヤーの後方の足から3m下がったゴールラインに平行な線。
・ハーフバックはスクラムから出たボールをパスしなければならない。攻撃側のハーフバックがボールを手に触った時及びそのハーフバックを越えてボールがゴールラインの方向に進んだ時にスクラムは終了する。
☆スクラムからボールが出る前に攻撃側のプレーヤーが後方より勢いをつけて走り込み、ハーフバックからのフラットなパスを受けて突進を試みるプレーは、ペナルティキックまたはフリーキックおける「キャバルリーチャージ」に相当し、競技規則に反するプレーである。
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ラインアウト
ラインアウトは以下のように行う。
- ボールがタッチになった場合、ボールが投入されるタッチラインの地点より3mから8mの間でラインアウトが形成される。(ゴールラインから5m以内の投入はない。)
- ラインアウトに並ぶプレヤーは3人である。
- 双方のプレーヤーの2つのラインの間には明確な空間がなくてはならない。
- ボールを獲得しなかった側のいかなるプレーヤーもラインアウトが終了するまで、 ラインアウトを割って出てはいけない。
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ラインアウトが終了するまで、ラインアウトに参加していないプレーヤーはラインオブタッチから少なくとも5mは下がっていなくてはならない。
☆ラインアウトにおけるジャンパーに対するサポーティングプレーは禁止する。
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ゴールキック
トライ後のゴールキックは、トライをした地点を通りタッチラインに平行した線上から行う。
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ファールプレー
防御の際に、相手をしっかりバインドせずに振り回すプレー、ボールを持っているプレーヤーをチャージしたり、突き倒したり、あるいはタッチラインの外に突き出すプレー、フェンドオフ(腕を横に振り、相手を払い除けるようなプレー)はいずれも危険 な行為であり、ファールプレーである。
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ペナルティ
すべてのペナルティにおいて、反則を犯さなかった側はタップキックによってプレー を再開する。相手側は反則のあった地点からゴールラインに平行して少なくとも5m下がること。反則のあった地点がゴールラインから5mない場合は、ゴールラインまで下がらなくてはならない。フリーキックも同様である。なお、ペナルティキックおよびフリーキックおいて、タップキックするプレーヤーは、ボールを明確に蹴らなくてはならない。(ゴールラインから5m以内のペナルティー はない。)
【補足】
- ミニ・ラグビーにおける「タップキック」とは、ボールを地面に置き、いずれかの方向にボールを明確に蹴り進めることあり、手の中のボールをチョンと蹴ることではない。
- ラインアウトの終了に関して特別の定めは行わない。
- ラインアウトの際、ハーフバック(パッサー)に対してパスを義務づけることはしない。 同様にペナルティーに際しタップキック後のパスの義務づけもない。
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